2010/08/02 Ubuntu
Ubuntu
Ubuntu 10.04 LTSでの自動ログインと、無線LAN編集での「全てのユーザで有効」
- 自動ログインは「設定」-「ログイン画面のSecurity」メニューで可能ですが、ログイン後に無線LANを使っている場合、「キーリングのロック解除」ウインドウが出てしまい、パスワードを入力しなければなりません。
- これは、NetworkManager アプレットの「接続の編集」-「無線」の、使用しているネットワーク接続の「編集」画面で、「全てのユーザで有効」をチェックONにすれば、ログイン後のパスワードは不要になります。
Atherosチップ(AR5212)での無線LAN、Ubuntu 10.04 LTSの場合
- 10.04 LTSでは自動的にロードされるath5kのままで使うことができます。
- アップグレードより、通常のインストールの方が設定が楽です。自動的に設定されますので何もすることはありません。
Ubuntu 10.04 LTSへのアップグレード
- 手順にしたがいアップグレードしました。無線LANにmadwifiを使っているので、アップグレード前の9.10でのカーネル更新の時点で無線LANが切れてしまうので、作業は有線LANで行いましょう。
- アップグレードではたくさんのパッケージがダウンロード・展開され、3、4時間かかりました。CPU使用率が上がり発熱しますので、ノートPCの場合はアルミ棒など足になるものに乗せて、テーブルから少し浮かせるなど放熱対策をした方がよいです。ThinkPad T60ではリブートの際に安全制御が働いて、冷めるまで起動できませんでした。
- Ubuntu 10.04 LTSへアップグレードを行うには - Ubuntu Japanese Wiki: https://wiki.ubuntulinux.jp/UbuntuTips/Install/UpgradeLucid
Atherosチップ(AR5212)での無線LAN、Ubuntu 9.10の場合
- 9.10ではmadwifiが含まれてないようで、インストールする必要がある。9.04の場合は競合するath5kがロードされないようにすれば、ath_pciの方がロードされて上手くいってたのですが。
- IO DATAの無線LANアクセスポイントWN-AG/AでSuperA、802.11aにした場合は上手く接続できなかったが、SuperGではできた。
- http://ubuntuforums.org/showthread.php?t=1309072
- sudo aptitude update && sudo aptitude upgrade
- sudo aptitude install build-essential libssl-dev
- sudo aptitude install linux-headers-`uname -r`
- sudo aptitude install subversion
- sudo -i
- sudo svn checkout http://svn.madwifi-project.org/madwifi/trunk/ madwifi-ng
- cd madwifi-ng
- echo "" >> /etc/modprobe.d/blacklist
- echo "#Remove To Install MadWIFI Drivers" >> /etc/modprobe.d/blacklist
- echo "blacklist ath9k" >> /etc/modprobe.d/blacklist
- echo "blacklist ath5k" >> /etc/modprobe.d/blacklist
- make && make install
- echo ath_pci >> /etc/modules
- sudo vi /etc/modprobe.d/blacklist-ath_pci.conf
$ cat /etc/modprobe.d/blacklist-ath_pci.conf # For some Atheros 5K RF MACs, the madwifi driver loads buts fails to # correctly initialize the hardware, leaving it in a state from # which ath5k cannot recover. To prevent this condition, stop # madwifi from loading by default. Use Jockey to select one driver # or the other. (Ubuntu: #315056, #323830) #blacklist ath_pci
- lsmod
$ lsmod |grep ath ath_rate_sample 12508 1 ath_pci 197076 0 wlan 228496 6 wlan_tkip,wlan_ccmp,wlan_scan_sta,ath_rate_sample,ath_pci ath_hal 397504 3 ath_rate_sample,ath_pci
Atherosチップ(AR5212)での無線LAN、Ubuntu 9.04の場合
- Ubuntu 9.04 では ath_pci と ath5k はともに無効になっており、Atherosチップの無線LANが内蔵されたPCでは、無線LANが使えないという現象になります。
- Ubuntu 9.04 では madwifi のビルド作業は不要ですが、新しい ath5k ドライバと madwifi ドライバが干渉する不具合のために Atheros のドライバがロードされず、その結果、無線LANの自動認識ができないです。
- 参照:リリースノート https://wiki.ubuntu.com/IntrepidReleaseNotes/ja
- ath_pci と ath5k のどちらかを使う。ath5k の方が新しいドライバですが、AR5212 が使われているものは ath_pci の方がよいようです。
- ath5k ドライバを使う場合は [システム]-[ハードウェア・ドライバ]で「Atheros 無線LANカードのドライバ "madwifi" の代替」を有効にすればよいかも知れません。
- ath_pci ドライバを使う場合
- modprobe ath_pci
- 起動時に有効にするには /etc/modprobe.d/blacklist-ath_pci.conf を編集して blacklist ath_pci の行をコメントアウトする。更に blacklist-ath5k.conf というようなファイルを作って ath5k を無効にしておいた方がよい。
# cat /etc/modprobe.d/blacklist-ath_pci.conf # For some Atheros 5K RF MACs, the madwifi driver loads buts fails to # correctly initialize the hardware, leaving it in a state from # which ath5k cannot recover. To prevent this condition, stop # madwifi from loading by default. Use Jockey to select one driver # or the other. (Ubuntu: #315056, #323830) #blacklist ath_pci
- Atheros Communications Inc. AR5212 802.11abg では ath_pci でないと無線LANが使えませんでした。(チップセットはlspciコマンドで確認)
- ThinkPad T60 の内蔵無線LANアダプタのチップは AR5212 です。Debian on ThinkPad T60参照
Ubuntu Studio
- DTM環境を簡単にインストールできる点は楽だった。
- Ubuntu Studioのリアルタイムカーネルについて、PC内の温度が高いとブートすらできなくなる。使用中にハングアップすることもある。日本の夏にUbuntu Studioを使うのは無理ではないだろうか・・・。
- 今のところ、DTM、オーディオ向けパッケージは Vector Linux Multimedia Bonus Disc (MMBD) がよいと思う。
旧型PCでの Ubuntu
- Celeron 500MHz、メモリ128MBくらいのPCで少々重いUbuntuでどう使うか。
- LiveCDでなく Alternate CD でインストールする。
- XFceを使う。ubuntuにあとからxubuntuを追加する手順は下記のとおり。
- $ sudo apt-get install xubuntu-desktop
- LXDEを使う。
- $ sudo apt-get install lxde
- 参考
- NetBookを使いこなす(2):Xubuntu・LXDEの利用 http://gihyo.jp/admin/serial/01/ubuntu-recipe/0050
- なお、UbuntuのNetbook用のデスクトップ環境はランチャーが重た過ぎて実用にならない。インストール自体はGnomeでもXFceでもubuntu-mid-default-settingsパッケージを入れるだけ。ランチャーの問題なのでNetbook Remix版やMID版でも同様に重たいと思われる。
Ubuntu を Alternate CD でインストールするには
- ThinkPad X20 (Celeron 500MHz, 最大メモリ320MB) ではLiveCDからのインストールについて、8.10までは時間がかかるだけで済んだが、9.04では途中でハングアップする。
- そこで Alternate CD を試してみた。ダウンロードサイトのディレクトリをだどると、CDイメージがみつかる。
- ubuntu-9.04-alternate-i386.iso
- http://ftp.riken.jp/Linux/ubuntu-cdimage/jaunty/ などからダウンロード。
- Xubuntu にも同様に xubuntu-9.04-alternate-i386.iso がある。
- http://cdimage.ubuntu.com/xubuntu/releases/ などからダウンロード。
- その他のイメージ
- http://ftp.riken.jp/Linux/ubuntu-cdimage/ などから探してダウンロード。
UbuntuライブCDを使ってのGRUB起動ディスク作成
- ハードディスク
- /dev/sda8 が /media/diskにマウントされた場合
- /dev/sda8 にインストールするならば
- sudo grub-install --root-directory=/media/disk /sda8 または、
- もしくは、sudo grub-install --root-directory=/media/disk /media/disk
- MBRにインストールするならば
- sudo grub-install --root-directory=/media/disk /sda
- フロッピーディスク(うまくいかない?)
- マウント位置は df コマンドなどで確認、/dev/sdb が /media/diskにマウントされた場合
- sudo grub-install --root-directory=/media/disk/ /dev/sdb
- もしくは、sudo grub-install --root-directory=/media/disk/ /media/disk
ubuntu 8.10 で scim が起動しない問題
- 一旦ログオフし、再度ログオンした後に scim が起動しない。
- 解決方法はよくわからないが下記の方法を試行錯誤中。
- /etc/X11/Xsession.d/74custom-scim_startup の作成、もしくは編集してOS再起動
export XMODIFIERS="@im=SCIM" export GTK_IM_MODULE="scim" export XIM_PROGRAM="scim -d" export QT_IM_MODULE="scim"
Ubuntu で日本語の PDF 文書を読む
- 文書ビューア(Evince)に設定を加える。
- JapaneseLocalizedDerivative/LaTeXForJapanese - Ubuntu Japanese Wiki https://wiki.ubuntulinux.jp/JapaneseLocalizedDerivative/LaTeXForJapanese#head-9736b923d136d7201f312cf6657e30868f0033a8
- 引用
sudo apt-get install evince ghostscript cmap-adobe-japan1 xpdf-japanese (sudo apt-get install evince ghostscript cmap-adobe-japan1 xpdf-japanese xpdf) Debian5.0の場合 sudo mkdir -p /usr/share/poppler/cidToUnicode sudo ln --symbolic /usr/share/xpdf/japanese/Adobe-Japan1.cidToUnicode /usr/share/poppler/cidToUnicode/Adobe-Japan1 sudo mkdir -p /usr/share/poppler/cMap sudo ln --symbolic /usr/share/fonts/cmap/adobe-japan1 /usr/share/poppler/cMap/Adobe-Japan1
- あるいは Synaptic パッケージ・マネージャか apt で xpdf と xpdf-japanease をこれらに伴うパッケージとともにインストールする。
Windows Vista の Boot Manager を使って Linux を起動する
- Vista や Windows7 には新しい Boot Manager (Windows ブートマネージャー)が採用されており、Windows XP までの boot.ini 編集でなく、bcdedit コマンドで管理する。
インストール時点での GRUB セットアップ
- Ubuntuのインストーラーのウィザードの最後で、「Advance」(詳細)ボタンを押し、「ブートローダの設定」を行ないます。
- ブートローダのインストール先
- MBRでなく、/bootをインストールしたパーティションにします。
- 例えば、sda6なら/dev/sda6、あるいは (hd0,5) 、Grub2では (hd0,6) と書きます。
- MBRにした場合はWindowsのブートローダがUbuntuのGRUBで上書きされます。GRUBを使ってUbuntuとWindowsの両方をブートすることができますので問題ないのですが、もし、Ubuntuの/bootパーティションを削除してしまうと、GRUBのメニューが出てこなくなりますので、GRUBのコマンドで操作する必要があり、日常の使用には面倒です。
Boot Manager から GRUB を起動する
- Linux をインストールする際、GRUB をインストールしたパーティション(MBRでなく)にインストールする。MBR にインストールしてもよいが、今回は Vista の Boot Manager を使う方法を検討しているので。
- GRUB インストール後、パーティションの先頭のブートイメージをファイル化し、USBメモリやSDメモリに保存する
# dd if=/dev/sda7 of=debian50.img bs=512 count=1
- Windows Vista インストール後、もしくは既にインストール済みであれば Vista にログインする。
- Vistaのドライブ直下に上述のブートイメージファイル(debian50.img)をコピーする。し、
- コマンドプロンプトを管理者として実行し、bcdeditコマンドでエントリの編集をする。
- {ntldr}のコピーでなくcreateで作成する (Fドライブにイメージを置いた例)
\Windows\system32>bcdedit /create /d "GRUB" /application BOOTSECTOR エントリ {xxxxxxxx-xxxx-xxxx-xxxx-xxxxxxxxxxxx} は正常に作成されました。 \Windows\system32>bcdedit /set {xxxxxxxx-xxxx-xxxx-xxxx-xxxxxxxxxxxx} device boot この操作を正しく終了しました。 \Windows\system32>bcdedit /set {xxxxxxxx-xxxx-xxxx-xxxx-xxxxxxxxxxxx} device partition=F: この操作を正しく終了しました。 \Windows\system32>bcdedit /set {xxxxxxxx-xxxx-xxxx-xxxx-xxxxxxxxxxxx} path \debian50.img この操作を正しく終了しました。 \Windows\system32>bcdedit /displayorder {xxxxxxxx-xxxx-xxxx-xxxx-xxxxxxxxxxxx} /addlast この操作を正しく終了しました。
- ブートマネージャに表示される名前の変更
- bcdedit /set {identifier} description "xxxxx xxxxx xxxxx"
NTLDR を使って Linux を起動する
- Ubuntu の場合に上手くいった。
- Debian の場合、下記のエラーとなったので上述の方法にした。
ファイル \debian50.img 状態 0xc000007b 情報 アプリケーションが見つからないか壊れているため、選択されたエントリをロードできませんでした。
- <参考> Windows VistaとLinuxを共存させるには(Windows Vista編) http://www.atmarkit.co.jp/flinux/rensai/linuxtips/a013dualbootvista.html
- 手順
- LiveCDでUbuntuを起動し、デスクトップのインストールアイコンでインストール (以降の例では /dev/sda7 にルートや /boot をインストールすることにする)
- 最後の確認画面で「拡張」ボタンを押し、ブートローダをインストールにチェックを入れ、Ubuntuをインストールしたデバイス /dev/sda7 を指定する
- (注意)拡張を押し忘れると /dev/sda にインストールされる。この場合も電源ONの後に Grub が起動し Vista を起動することはできるが、Ubuntu を削除すると Grub のメニューファイル等が消え、Vista を立ち上げるには Grub 上で以下のようにコマンドを打つ必要がある。もしくはもう一度 Ubuntu や他の Linux をインストールすれば ブートローダが再度設定される。よって慌てる必要はない。
grub> (hd0,1) grub> chainloader +1 grub> boot
- 手順(続き)
- Ubuntuのインストール終了後、ライブCDを使い続ける(再起動しない)
- ブートイメージをファイル化し、USBメモリやSDメモリに保存する
# dd if=/dev/sda7 of=ubuntu.img bs=512 count=1
- 手順(続き)
- VistaのCドライブ直下に上述のUbuntuのブートイメージ(ubuntu.img)をコピーする
- コマンドプロンプトを管理者として実行し、bcdeditコマンドでエントリの編集をする。
\Windows\system32> (←これはプロンプト) \Windows\system32>bcdedit /copy {ntldr} /d "Ubuntu 8.10" エントリは {xxxxxxxx-xxxx-xxxx-xxxxxxxxxxxxxxxxx} に正常にコピーされました。(xxxx は今回のuuid) \Windows\system32>bcdedit /set {xxxxxxxx-xxxx-xxxx-xxxxxxxxxxxxxxxxx} device partition=C: \Windows\system32>bcdedit /set {xxxxxxxx-xxxx-xxxx-xxxxxxxxxxxxxxxxx} path \ubuntu.img \Windows\system32>bcdedit /displayorder {xxxxxxxx-xxxx-xxxx-xxxxxxxxxxxxxxxxx} /addlast \Windows\system32>bcdedit (確認)
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