2008/02/24 デュアルブートに関するメモ

デュアルブート

デュアルブート

目次
  • マルチブートの動機
  • 起動方法の選択
  • パーティション例
  • SLAX6-jaインストールメモ
  • PuppyLinuxインストールメモ
  • Ubuntsuインストールメモ
  • OliveBSDインストールメモ
  • Fuguitaインストールメモ

1. マルチブートの動機

  • Windowsだけでは困る
    • WindowsはXPでもVistaであっても、インストール後、時間の経過とともにだんだん起動やログオン後の処理に時間がかかるようになり、チューニング、デフラグ、レジストリ調整などを行っても大して改善できない。(再インストールすれば改善される)
    • そもそも、PC/AT互換PCの場合はブートにはある程度の時間がかかり、LinuxやFreeBSDもブートには時間がかかる時間に大差ないが、時間の経過とともに重くなる、遅くなるという症状は少ない。
    • Windowsはハードディスクからのブートしかできず、壊れた時にPCが使えなくなる。別パーティションにWindowsをインストールしておくという手もよいが、外付けメディアでもブートできるLinuxは便利で安心。
    • Linux系OSで軽量なディストリビューションが相次いで登場し、USB起動で使うだけでなく、HDD起動でも活用メリットがある。
    • 特に、SLAX6-ja、PuppyLinuxは秀逸。
  • 仮想マシン環境かマルチブートか
    • VMware、VirtualPC、coLinuxを使うことにより、WindowsのPC上でUNIX系OSを使うことは容易になった。
    • サウンドやグラフィックにこだわらない、開発環境で使わない、ソースコードをコンパイルしてインストールしない場合は仮想マシン環境でも問題になることは少ない。
    • パーティションを操作する場合は仮想マシン環境では不便。

2. 起動方法の選択

  • いろいろな方法
    • CDブート、HDDブート、USBメモリブート、外付けHDDブート、ネットワークブート、CFメモリブート、SDメモリブート、FDDブート・・・それぞれメリットがある。
  • USBメモリブート
    • 高速タイプのメモリカードを使えば起動も速く、起動後の操作も快適。
    • 持ち歩きや保管が容易。省スペース。
    • 最近では一般的なブート方法になってきた。HDD起動、CD起動について一般的。
    • しかし、挿したUSBメモリカードをPCから突き出てしまい危ない。
    • Windowsを起動することができない。(難しい)
    • デュアルブート環境が作りにくい。それほど難しくないが、Windowsが認識できるのが最初のパーティションだけなど多少制約がある。
  • CFカード、SDカードなどのメモリカードブート
    • USBメモリカードのようにPCから出っぱらず具合がよい。
    • USBメモリカード以外ではブートできないPCがある。
  • CDブート
    • 堅実な方法であり、KNOPPIX登場後は参考になる情報も多い。
    • HDDやUSBにくらべ遅い。起動後ももっさり感がある。ただし、軽量のもの(slaxやPuppy Linuxなど)は割合に速くすばやく動作し実用的。
    • メディアドライブの回転する音がうるさい。
    • メディアドライブ(CD、DVD)が必要になる。
  • HDD起動(パーティション分割)
    • 多くのOSで標準の方法であり、高速。ソフトウェアインストールなどの汎用性が高い。
    • 圧縮しないでインストールするのでディスク容量が大く必要。OSだけで2GBは必要。ただし、圧縮済のCDイメージをHDDに置いて起動することもできる。
    • インストール時にトラブルやエラーがでて対応が大変。
  • CDイメージを用いたHDD起動
    • ディスク容量が小さくてよい。軽量なものなら50MB~250MB程度。
    • インストールが簡単。
    • しかい、アプリケーションの追加が割合に難しく、バイナリで提供されているものの種類はHDDインストールに比べれば少ない。
    • 細かいトラブルシューティングがしにくい。
  • 外付けHDD
    • 多くのBIOSではUSBデバイスからのブートが可能である。USBメモリを使う方法がよく知られるが、容量の割りに安いHDDならばデータファイル含めまとめてることができてわかりやすい。
    • Windows Vistaの起動ができない(非常に難しい)がLinuxは起動できる。
    • インストールの際に外付けHDDと内蔵HDDを取り違えてしまうミスを予防するために、内蔵HDDを一旦外し、外付けHDDの中身に取り換える方法ができる。インストールミスによりデータを壊してしまうことがなく安全。もちろん、HDDを交換することなく外付けHDDとして接続してもインストールできる。
    • HDDの入れ換えは結構簡単なのでデュアルブートを試すにはよい方法です。HDD単体とHDDケースを購入すれば安価であるし応用範囲も広い。バルク品もメーカー品も保証の程度は同等(最近は販売店がバルク品の不良交換に応じたり、価格の5%くらいの価格で交換保証が付く、ものは同じなので品質差があるはずがない)。メーカー品の方が入手しやすいがバルク品はおおよそ半額程度。

3. パーティション例

  • 1番目(物理パーティション)
  • 2番目(論理パーティション)
    • 1個目
    • 2個目
    • 3個目
    • 4個目
  • 3番目(物理パーティション)
  • 4番目(物理パーティション)
--y(2007-08-23)

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