2008/02/17 VMwareメモ
VMware
VMware Server (無償製品)
- ゲストOSをUNIXにする場合はVirtual PCより便利。画面表示が乱れる不具合がほとんどなく、マウスが使えない現象は今のところ全くない。
VMware Server インストール(Windows版)
- Windows XP Professional、Home Edition にもインストール可能。インストール時に「Vmware Management を使う場合にはIISを入れてからセットアップするように」との通知が出るが、Virtual PC同様の使い方(PC上でいくつかゲストOSを使う)場合には特に必要ない。VMware Server Console は問題なく使える。
Fedora
- RedHatの仮想を作り、Ferora 7のLiveCDは動作した。
- LiveCD起動後、デスクトップにある「ハードドライブへのインストール」にてインストールすることもできた。Ferora 7をインストールするよりは短時間で済み、サイズも2GB程度。
- 画面解像度は800x600で自動認識設定されるが、設定にて高解像度に変更することが可能。
- Fedora 7 ネットワークインストール
- 起動用にダウンロードしたboot.isoのパスの一つ上を指定すると上手く行った。
- HTTP Web Serverの指定例
ftp.jaist.ac.jp /pub/Linux/Fedora/releases/7/Fedora/i386/os/ ftp.iij.ad.jp /pub/linux/fedora/releases/7/Fedora/i386/os/
- FedoraはDebian等に比べネットワークインストールがやりにくい。なるべく雑誌付録等のDVDを用意する方が結局手早いようだ。
- イメージの配布元の情報 http://mirrors.fedoraproject.org/publiclist/Fedora/7/i386/
Microsoft Virtual PC 2007 (無償製品)
- Virtual PC と VMware Server (両方無償)は後者のVMwareの方がいろいろ便利である。Virtual PC はUNIX系のOSで苦労が多い。Windows系は問題ない。
Virtual PC 2007のインストール
- Windows XP Home にインストールしようとすると、対象OSでない旨の注意が表示されるが、インストーラ続行可能であり、インストールは完了し、動作もする。
- なお、Virtual Server(無償製品)はインストールできない。インストールを続けるにはIISを入れる必要があるが、XP HomeへのIISインストールが不可能。
- なお、Virtual PCの仮想マシンは32bitの環境になるため、64bit版OSのインストールはできない。
Fedora 7
- インストールできるが、インストーラを表示させ、インストール後に上手く画面表示させるために調整が必要。
- 手順
- 何度か仮想PCを起動しなおし、インストールメニューを表示させ、"vmlinuz initrd=initrd.img i8042.noloop vesa"のオプションで起動する。もしくは text mode でインストールする。
- インストール後のブートメニュー(grub)でオプション指定。"ro root=/dev/VolGroup00/LogVol00 rhgb quiet vga=791 1"で起動。"791"の場合1024x768になる。800x600は"788"、1280x1024は"794"。
- /etc/X11/xorg.conf を編集する。
Deviceセクションの"vesa"を→"fbdev"に変更
ScreenセクションのDefaultDepthの"24"を→"16"に変更
ScreenセクションのDepthの"24"を→"16"に変更 - /boot/grub/grub.conf を編集する。
kernel.* の行に" i8042.noloop vga=791"を追記
- Virtual PC de Fedora 7 - インストール手順1 http://homepage1.nifty.com/yosh/special/fedora7/install1.html
Fedora 7 LiveCD
- vga=791オプションで起動すれば表示はできるが、"Failed to start the X server (your graphical interface).(以下メッセージ略)"でX Windowの起動に失敗する。
Solaris 10 (x86)
- インストールできるが、インストーラを起動させるのに下記の対応が必要。DVDのISOイメージでもインストール可能。
- Re: Installing thru Vmware or virtual pC http://mail.opensolaris.org/pipermail/opensolaris-help/2005-September/003987.html
- Solaris 10 1/06 のVirtualPCへのインストール http://sdc.sun.co.jp/jive3/thread.jspa?threadID=814&tstart=0
- 手順
- カーネルオプションに-kd(カーネルデバッガ)を追加("grub edit> kernel /boot/multiboot kernel/unix -B install_media=cdrom -kd")し、"b"ブートを開始する。
- カーネルデバッガのプロンプトで"::bp execmap"、":c"を4回、"::delete all"、":c"を入力する。コロンはShift+;(セミコロン)で入力する。
::bp execmap (set a breakpoint in execmap) :c (continue) - at least 4 times ::delete all (remove the breakpoint) :c (resume booting)
- kdmconfigでXsunを選択する。(Xorgだと画面が乱れてしまう。)
- 表示が乱れたときに何とかコンソールログオンを行い設定する。
- 強制終了などした際にシングルモードでログオンし実行する。
Current or Proposed Window System Configuration: Video Device: S3 Inc. 86c764/765 [Trio32/64/64V+] Video Driver: XF86-S3 Resolution/Colors: 1024x768 - 65536 colors @ 70Hz Screen Size: 17-inch (43cm) Monitor Type: MultiFrequency 56kHz (up to 1280x1024 interlaced) Keyboard Type: Generic Japanese-106/type7 Pointing Device: Generic Mouse (3 Button)
- respository.dbが壊れた際は画面の案内通り、/etc/svc/bin/restore_repository で修復する。
- ディスクエラーでread-onlyでマウントされた場合は下記のとおりファイルシステムを修復してからrestore_repositoryを実行する。
# fsck -y # mount -o remount,re / # /etc/svc/bin/restore_repository
- DHCP使用時、ホスト名がunknownになることについて
- Solaris のシステム管理 (IP サービス) DHCP クライアントのホスト名 http://docs.sun.com/app/docs/doc/819-0380/eyhuv?l=ja&q=%2Fetc%2Fdefault%2Fdhcpagent&a=view
- インストール全般
- Solaris 10 x86に関するページ http://www.02.246.ne.jp/~torutk/solaris/solaris10_x86.html
ディスク容量の拡張(パーティション拡張)
- lvmを使っておくとこういう場合に便利。
- 物理ボリュームを寄せ集め、一つのボリュームグループにし、/(ルート)パーティションの容量を増やすことができる。
- 1個目のHDD、/dev/sda(/dev/sda1 と /dev/sda5)の空き容量が少なくなったとする。
手順
- VMwareのコンソールで2個目のHDDを追加する。1個目より大きな容量で作成すること。
- ブートすると、1個目が/dev/sda 、2個目が/dev/sdb と認識される。
- パーティションを丸ごとコピーする。 dd if=/dev/sda of=/dev/sdb
- シャットダウンし、VMwareコンソールで1個目のHDDを削除する。
- ブートすると、HDDが1本、新たに作成したサイズでHDDが認識されているが、追加分は単なる未使用領域であり、実際に容量を増やすには設定が必要。
- 未使用領域をcfdiskやfdiskでフォーマットする。cfdiskならば、"cfdisk"を起動し、未使用領域を選択し、Linux LVMでフォーマットする。/dev/sda6 となる。
- pvscan、vgscan、pvdisplay、pvs、vgs等で現状を確認する。テーブル作成のためpvscanは実行すること。
- 一度リブートを行う。(/dev/sda6 を認識させるため。)
- 物理ボリュームの作成。pvcreate /dev/sda6
- 物理ボリュームを既存のボリュームグループに追加。vgextend [ボリュームグループ名] /dev/sda6
- 追加されたサイズを確認。vgsコマンド。
- 論理パーティションに追加。lvextend -L +6.00G /dev/[ボリュームグループ名]/root
- パーティションを拡張。ext2online /dev/[ボリュームグループ名]/root
- ext2online は ext2resize パッケージに含まれるのでインストールしておく。apt-get install ext2resize
- 100%使い切ってしまってからでは作業時にエラーが出る。apt-get clean 等で不要ファイルを削除し容量を確保すること。
VMwareゲストOSの時刻がずれる問題
原因
- Linuxではタイマー割り込みをカウントして時刻を管理しているそうだが、仮想マシンでは高頻度の割り込みが処理できず、時刻ずれが生じるとのこと。
- カーネル2.6では1000 Hz、2.4では100Hzだそうだ。
対策手順
- vmware-toolsをインストールする。
- ゲストOSを起動した状態で、VMware Server ConsoleのVMメニューから“Install VMware Tools...”を選択する。
- VMメニューの“Removable Devices”にて、CentOSのインストールDVDのISOファイルを接続する。この状態で、CentOSのデスクトップのコンピュータアイコンをクリックし、さらにCD-ROMアイコンをクリックする。こうすると /media/vmware-tools フォルダとしてvmware-toolsパッケージ表示される。rpm形式のファイルとtar.gz形式のファイルがあるがrpmパッケージの方をインストールする。GUIではクリックするだけ。署名に関して通知が出るが「とにかくインストールする」ボタンでインストールする。CUIでは rpm -ivh ファイル名
- vmware-config-tools.pl を実行する。(/usr/bin/vmware-config-tools.pl)※コンパイルとネットワークサービスの再起動が行われるのでVMwareのコンソール上で実行する必要がある。
- 起動時のカーネルオプションに“clock=pit nosmp noapic nolapic”を追加する。
- # GRUBの場合
title CentOS (2.6.18-8.1.15.el5)
root (hd0,0)
kernel /vmlinuz-2.6.18-8.1.15.el5 ro root=/dev/VolGroup00/LogVol00 clock=pit nosmp noapic nolapic rhgb quiet
initrd /initrd-2.6.18-8.1.15.el5.img - # LILOの場合
image=/boot/vmlinuz label="linux"
root=/dev/hda1 initrd=/boot/initrd.img
append="resume=/dev/hda6 splash=silent clock=pit nosmp noapic nolapic" read-only
- # GRUBの場合
- VMwareのゲストの設定ファイル(拡張子vmx)をメモ帳で開き、最終行を修正する。このパラメータは mware-tools インストール後に"FALSE"の値で追加されているが"TRUE"に変更する。
tools.syncTime = "FALSE" → tools.syncTime = "TRUE" - ゲストOSを再起動する。
- 時刻の確認
- dateコマンド
- ソフトウェア時計(OSのタイムスタンプ)が表示され、運用はこれを使う。
- ntpやntpdateで時刻同期することができる。
- clockコマンド
- ハードウェア時計(マザーボードの時刻)がシステム時間として設定されており、その時刻を表示するコマンド。そもそも正確性に乏しく合って無くても良さそう。
- dateの時刻に合わせるにはclock --systohc
- dateコマンド
- NTP(設定解除)
- サービスを停止し、自動起動も解除する。NTPはインストール時に設定されるが検証環境では使わない方が無難。
- デスクトップの「日付/時刻のプロパティ」の「ネットワークタイムプロパティ」の“高度なオプション”の“ローカルタイムリソースを使用”にチェックを付けて「OK」にする。エラーが出るが時刻が同期される。この調整だけだと時間が経てばまた時刻がずれてしまう。
- ntpdateの設定
- ntpdateはntpdデーモン起動中は使えないので停止してから実行する。
- /etc/rc.d/init.d/ntpd stop
- ntpdate -v ntp.nict.jp (-vオプションは結果が表示される)
- ntpdate -v -s ntp.nict.jp (-sオプションはsyslogにログ出力)
- cronで定期実行する
- /etc/cron.daily/ntpdate.cron ファイルを作成する。
#!/bin/sh
/usr/sbin/ntpdate -s ntp.nict.jp ←NTPサーバは他のでもよい。 - chmod 755 /etc/cron.daily/ntpdate.cron
- /etc/cron.daily/ntpdate.cron ファイルを作成する。
- chkconfig ntpd off ←ntpdの方は自動起動しないように変更。
- chkconfig --list ntpd ←確認
ntpd 0:off 1:off 2:off 3:off 4:off 5:off 6:off
- ntpdateはntpdデーモン起動中は使えないので停止してから実行する。
コメント
コメントを投稿