Debian 7 (Wheezy) への Grub 再インストール(レガシーBIOS)

  • 環境
  • 1つの HDD にデュアルブート環境を構築、Windows10、Debian7、Debian8、Ubuntu17.04、Fedora26 をインストールしています。
  • Linux はインストールした各パーティションに GRUB をインストールし、HDD の先頭に MBM (MBRパーティション用のブートマネージャ)をインストールし、電源投入後、起動する OS を選択しています。
  • HDD ディスク全体は レガシーBIOS、パーティションの先頭にMBR(マスターブートレコード)があります。UEFI、GPT(GUIDパーティションテーブル)ではありません。
  • 現在、Windows10 と Linux を1台のディスクでデュアルブートするには 下記の組み合わせはパターンとなるようです。残念なことに、Windows10 がプレインストールされた PC(現在では一般的)では Linux のディストリビューション選びが難しくなりました。
  1. レガシーBIOS、MBR、セキュアブート無効およびCSMモード(互換モード)有効、高速ブート(Quickboot、Fastboot)無効・・・Windows と、どの Linux ディストリビューションでもデュアルブートできます。昔ながらの構成です。
  2. UEFI BIOS、GPT、セキュアブート有効およびCSMモード(互換モード)有効、高速ブート(Quickboot、Fastboot)無効・・・Windows と、セキュアブートに対応した Linux ディストリビューション(Ubuntu、Fedora、SuSE、Linux Mintなど少数)ならばデュアルブートできます。新しい BIOS である UEFI BIOS の機能が使えますが、Linux ディストリビューションが限定されてしまうという不自由が生じます。UEFI BIOS でセキュアブート無効の場合、Windows10 の起動がサポートされないようです。
  3. UEFI BIOS、GPT、セキュアブート無効およびCSMモード(互換モード)有効、高速ブート(Quickboot、Fastboot)無効・・・Windows10 は諦めることになりますが、Linux は自由に起動できます。
なお、高速ブート(Quickboot、Fastboot)無効でも Windows10 の起動が大幅に遅くなることはなく、有効にしても無効にしても殆ど差はありません。上記の1の場合でも、各 OS は速く起動します。

  • デバイス名の確認
/dev/sda6 に Debian 7 (Wheezy) をインストールしているが、df コマンドでは UUID で表示される。


$ df -T
ファイルシステム     タイプ   1K-ブロック    使用   使用可 使用% マウント位置
rootfs               rootfs      21G         7.1G   12G   38% /
udev                 devtmpfs    10M            0   10M    0% /dev
tmpfs                tmpfs      790M         756K  789M    1% /run


/dev/disk/by-uuid/d05c4c38-(略)  ext4  21G   7.1G   12G   38% /


tmpfs                tmpfs      5.0M            0  5.0M    0% /run/lock
tmpfs                tmpfs      1.6G          88K  1.6G    1% /run/shm


  • GRUB のインストール
df コマンドで確認したファイルシステムにインストールする。/dev/sda6 にインストールしようとすると失敗しました。

$ sudo grub-install /dev/disk/by-uuid/d05c4c38-(略) --force
$ sudo update-grub

  • バージョン情報
Debian GNU/Linux 7
GRUB 1.99-27+deb7u3

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